being mindful

食、セミリタイア、いけばな、ヨガ、自転車

股関節の硬いヨガインストラクターに

f:id:nutritionaler:20180226002816j:image

昨日はヨガインストラクターのオーディションに合格した後はウキウキしてしまって、小学生みたいに眠れませんでした。

夜中に落ち着いてヨガとの私の関係について考え始めました。ヨガを習い始めてもうすぐ半年になる私。

以前"ハヌマーンのポーズをできるようになりたい"という記事を書きました。股関節が柔らかくないとなかなかできないポーズです。
大人になっても、"初めて出来た〜"の喜びを。 - ヘルスコーチのたまご

あれから時が過ぎましたので、どれだけ柔らかくなったのか、振り返ってみます。写真にあるヨガブロックを使って、夜な夜なやってみました…



現実は…こうです。



股関節はほぼ変化なし。
ハヌマーンのポーズは今も出来ません😑
(ヨガブロックの長辺にお尻を載せることは可能)

いや、むしろ前より硬くなった気がする💦
まだたまに心配な膝の古傷のせいもあるのかな…




さて、そんな厳しい現実とともに、最近面白い心情の変化がありました。

元々、色んなところが硬い私の身体。
ヨガを始めてから、前屈や後屈は以前よりかなりできるようになりました。身体もより深くねじることができるように。


でも、股関節だけは柔らかくなりません。レッスン中に少しほぐれることはあっても、次のレッスンまでにはもとのカチカチ具合に戻っています。

どのくらい硬いかというと、床に座って足の裏を合わせると、右の膝は床から25センチほど.左の膝は15センチほど離れている感じ。

この右の股関節が極端に硬い理由が最近わかってきました。色んなポーズをとると、このポーズは左は楽なのに右はきつい、なんてことがわかってくるんです。

そして、その原因となっている筋肉もわかってきました。内腿の内転筋群やお尻の筋肉(大臀筋、中臀筋)がいつも凝り固まっているのが原因です。

恐らく、元々の私の歩き方や座り方の癖がそうさせるのでしょう。なんと頑固な癖…

よく、色んなものを左右均等にしなきゃだめと言われますが、私はそうは思わないんです。だって、人間はもともと完全に左右対称には出来ていません。肝臓や心臓など、1つしかない臓器も臓器としておさまっていますが、その左右の重さなどは違う分、左右の骨盤や足にかかる負荷に差があっても当然なんですよね。

なので、明らかに支障があるわけでなければ無理に矯正することなく、自分の身体の使い方の癖からくる左右の差も受け入れて、うまく付き合うことができれば良いのではないかな。

また、ヨガをすればするほど、硬い私の身体もなかなかよいじゃない?と思うようになってきました。

ヨガは自分が気持ちいいと思う範囲でポーズを取り、深い呼吸をすることが大事といわれます。

自分の身体の個性や、その日の状態を自分がちゃんと理解して、今の自分にあったポーズを、自分にあった形で探していく。これは自分にしかできないこと。それをしていると、凄く集中することになります。これは、ヨガをやってみて初めて、自分の感覚を通じて理解できるようになりました。

ヨガはグループレッスンが大半ですが、それでも他の人と"同じ"ポーズを取る必要は全くありません。自分の気持ちいい範囲を超えるポーズは取らなくてオーケー。当然ですが、やってる本人以外には、インストラクターにすら、本人が気持ちいいと感じる"程度"はわかりません。インストラクターは推測しかできません。

私にとって、ヨガをする目的は、ポーズをしている間、深い呼吸をしながら、自分の身体の感覚に集中することで、身体の感覚や心の落ち着きを観察すること。

何度もヨガをやっていると気がつきますが、日によっても、気持ちいい加減って違うんです。朝とか夜とかでも違う。自分の今の身体の発見があります。朝は身体硬いですが足のむくみはは少ない。

そんなわけで、私は股関節の硬いまま、ヨガインストラクターになりました。柔らかくないとヨガインストラクターは出来ないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

柔かくないと出来ないポーズは結構ありますし、柔らかい人がポーズをとっているのをみて、憧れることはあります。でも、柔らかい人には硬い人の気持ちよさ(見た目は全然前屈してなくても膝の裏が超伸びてて気持ちいいとか)わからないでしょうし、結局のところ隣の芝は青いだけなんだなーと思います。こういった現実を受け入れることも学びました。

今の自分に合わないポーズがあることをそのまま受け止め、それとは違う軽減された自分が気持ちよくなるポーズをすれば、それが今の自分に合っているポーズ。それは気持ちよくなる近道。そのポーズは周りのみんなと全く違うポーズ、シャバーサナ(横になって気持ちよく脱力するポーズ)でもオッケー!

そんな、万人に正解の形がない、個性豊かなヨガが好き。

このまま、股関節カチカチなヨガインストラクターとして、同じように股関節が硬い人に色んなことを伝えられそうな気がしてきました💖

昔から身体は硬いので、今も"柔らかくなってみたい"気持ちはあります。柔らかい身体ってどんな感じか味わってみたい。これから私の股関節がいつの日か柔らかくなる時が訪れるかも!?と、淡い期待だけは捨てずに、ヨガを続けていきたいと思います。人生は何があるかわかりませんものね!