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食、セミリタイア、いけばな、ヨガ、自転車

マインドフルネス、瞑想、ヨガ、哲学…

ヨガを始めて1年半、マインドフルネスや瞑想を始めて2年ほど経った今、GWを利用してまた勉強し直し…もう趣味みたいなものなので、とても楽しいです。

 

いくつか読みました。

 

こちらは、ケンブリッジメディテーションセンターのDr. ローゼンバーグの本。

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f:id:nutritionaler:20190504225036j:imageこれは私が今までに読んだ瞑想の本で1番好きです。また何度も手に取る本だなと思います。

 

ブルックリン生まれのユダヤ人が書いた本です。瞑想をやってる人にも、一度やったけどやめちゃった人にも、今からやってみようという人にも、興味だけあるという人でも読んでほしい本でした。

 

なんとも癒される本。

毎週読みたい。そんな本でした。

 

次は、香山リカ氏と、さまざまな立場から瞑想指導や経験を語る専門家との対話がまとまった本。

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哲学者、心療内科医、チベット仏教専門家などとの対話はとっても興味深かった。3時間ほどで読んでしまいました。

 

だいぶ、マインドフルネスの元となっている初期仏教の瞑想と、瞑想を通じて実践しようという初期仏教を作ったブッダの教えがリンクしてきました。

 

いまさらながら、仏教というのはもはや宗教じゃなく哲学ではないか?と思います。

 

なぜなら、取り敢えずブッダの教えはあるものの、それを信じることは求められていない。自分で実践とか経験することにより自分の頭で考えぬくことが求められている。

 

信じるとかそういう問題じゃないのです。面白いですね。信じたって救われません。自分の頭で考えない限り。ブッダって冷たい…笑 

 

ブッダの教えは宗教ではなく哲学だなぁ。そんなことを今更ながらに知りました。

 

先日読んだ西洋の哲学者たちが生きた時代にもさまざまな背景があり、そこで苦しんで生き抜いて考え抜いた結果生まれた哲学的思考。どれも深いです。

 

さて、本に戻りますと…

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こちらはブッダの教えを分かりやすくまとめたもの。瞑想実践者向きかな。なかなか読み応えがある内容。これはまだまだ咀嚼できておらず、うーん?となる内容もあります。これから瞑想しつつ経験をもとに読み返すことになりそう。

 

 

これは古い本ですがマインドフルネスについて分かりやすく書かれた本。著者はMITの先生。

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このカバッドジン先生は、意図的に仏教的要素を出さずにマインドフルネスをアメリカで紹介していて、マインドフルネスを浸透させてきた立役者。面白いのは、やってることは思いっきり初期仏教の瞑想ってこと。まぁ非仏教の人にも伝えたいと思うと、賢いやり方かも。

 

私もその中の1人ですが、やはり宗教色が見えるとなんとなく入りづらいと感じる人は多いのでしょうね。

 

さて、連休中は相変わらずヨガを毎日やっていますが、私にとってヨガは結局のところ動く瞑想という位置付け。

 

ヨガをし始めてから、身体の感覚に敏感になり、それによって心が内側に向きやすくなる感覚が生まれ、瞑想の中で大切な”自分を観察する”ことがよりスムーズに出来るようになった気がする。

 

例えば、今この瞬間の自分の心の状態がどうなっているか。

 

そんなこと前は考えたこともなかったけれど、今は心の状態とともに身体の状態についても、その繋がりを比較的容易に観察可能になった気がする。

 

今使ってる瞑想アプリはCalmというもの。毎日変わる10分の瞑想パッケージが好き。夜寝る前でも、朝起きたあとでも、だいたいこの10分で心がほっこりする。

 

眠れない夜はベッドの中で瞑想します。なんか得した気分になれるんです。気持ちいいし。

 

とはいえ、瞑想をした後、いつも心の平安があるわけではありません。心が騒がしい時は、”あー、今めっちゃ騒がしいなーっ”と理解出来る。そんな時は、ただただその心の騒がしさを観察して、和らぐのを待つ。感情や思考は自分が作り出したもので、瞑想をしてるとそれらは常に一過性のものだと分かっているので、距離をとって待ってれば、知らぬうちに無くなっています。

 

こんな感じで、自分の意識を客観視する機会を毎日持つ習慣を持っていると、人生で出会う他者からは、内的な強さと知恵を学ぶ機会を貰ってるんだと思うようになり、それが一時的に敵対するような人であっても、ありがたいとすら思うようになりました。

 

こんな風にして自分に優しくなる機会が増えてくると、周囲の人にも優しくなれる気がしますね!

 

でもまた忙しい日々が始まるとすぐに忘れるでしょうから、そんな時こそ瞑想やヨガをしたいものです。