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オーガニック食品か、非オーガニック食品か。選ぶ時の基準は?

オーガニック食品って、非オーガニック食品よりも高価なことが多いですが、体にいいというイメージがありますよね。

 

私は、オーガニック食品をお店で見かけると気になりますが、お財布と相談して非オーガニック食品を選ぶことも結構あります。

 

オーガニックか非オーガニック、何を基準に選択したらよいの?

 

そこで、調べてみました。

  • オーガニックの定義は何?
  • オーガニック食品を食べると、非オーガニック食品を食べるよりも体に良いことって何?

 

オーガニックの定義

オーガニックという言葉は、食品以外の商品(例えば化粧品)にも使われるので、ここでは食品に限らず定義を調べました。

 

国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM( 国際有機農業運動連盟) は、オーガニックの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4項目を掲げています。

 

各国、各団体でいくつかの基準を持っていますが、そんなにかけはなれている感じはなさそうですので、こちらを参照してみます。

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うーん。環境に配慮した結果、消費者の健康にも良い影響をもたらしそう、という感じですね。

 

ここから、消費者である人間の身体への影響を食品に限って考えてみたいと思います。

 

そもそも、オーガニックって"有機物を使った" という意味で、言い換えると"無機物を使ってない"という意味です。

 

そもそも、有機物とは炭素が入った化合物のこと。ざっくりいうと、生き物(動物や植物)の死骸や排泄物など、生物由来のものは有機物です。

 

一方、無機物は炭素原子が含まれないもの。例えば、ミネラル(例:カリウム)は炭素がないのでそれにあたりますし、化学肥料は一般的に炭素が入ってないので無機肥料として分類されてるみたいです。

 

ここで疑問なのは、有機物を肥料として使うと、どういうメカニズムで身体にいいものがその植物に残るのかということ。

 

"有機肥料使用"とか言われるとなんとなく身体にいい気がするけど、ほんとなのか、それもなぜなのか。

 

植物って、有機物のまま肥料を吸収できるのはごく一部(限られたアミノ酸のみ)で、あとは土壌にいる微生物により無機物に分解された後、栄養として吸収出来ます。

 

えー、じゃぁ有機肥料を使ったオーガニック野菜の何が一体、体にいいんだろう?、と謎は深まるばかり…

 

有機肥料で育てられた野菜や、それを食べて育った家畜の肉を食べると、人間の健康にいいことって何だろう?

 

そこで…

 

オーガニック食品を食べると、非オーガニック食品を食べるよりも体に良いことって何?

オーガニック食品を食べると、非オーガニック食品を食べるよりも、何がどのくらい体にいいのか気になります💕

そこで、エビデンスを見てみました。

Are Organic Foods Safer or Healthier Than Conventional Alternatives?A Systematic Review | Annals of Internal Medicine | American College of Physicians

 

結論としては、

  1. オーガニック食品の方が非オーガニック食品よりも栄養価が高いというわけではなさそう
  2. オーガニック食品の方が非オーガニック食品よりも残留農薬抗生物質耐性菌にさらされるリスクに限って、やや低いようだ

 

2については、リスク差30%程度を"やや"と捉えました。

 

なるほど。現時点では、納得の結果です。

 

栄養面では特に差はないんですね。

残留農薬のリスクがやや高いのは、残留農薬無機肥料なので、説明がつきますね。

 

抗生物質耐性菌が多いのも、抗生物質の使用がオーガニック農園では非オーガニック農園よりも少ないことから、説明がつきます。

 

このリスク差30%というのは、短期的にはあまり影響なさそうだけど、同じものを何十年も食べ続けると蓄積した差が大きな影響をもたらすことにはなり得るので、非オーガニックでも様々な(リスクの異なる)食品を食べる心がけをすることが、自然なリスクヘッジになる気がします。

 

この研究は2012年のものですが、その後、オーガニックの方が、野菜に付着したより多様な微生物を取り込むことにより腸内細菌のバランスを最適化する可能性や、オーガニックの方がより多くの微量元素を含むことも示唆されているようですので、続報については今後の研究を待ちたいと思います。

 

腸内細菌叢への寄与に関しては、基本的には生で食べる場合に限って、です。土壌にいる微生物が、有機肥料をエサに無機物に変えているわけですから、エサが豊富な土壌に色んな菌がいるというのも頷けますね💕抗生物質の使用が少ないので、微生物も生き残っているのでしょう。ぜひ生で皮付きで頂きたいものです。

 

8月にも関連情報をまとめてます。

IIN: Module 6 - Organic foodsについて - いろいろたまご

 

さて、これを踏まえて、オーガニック食品を購入するかどうか、です!

 

私の見解としては、残留農薬が比較的多い野菜や、生で食べる予定の野菜については、出来る限りオーガニックを選ぶ、という感じですね。

 

その他は、"環境にやさしいことができるついでに、健康にもいいことあれば、ラッキー"という気持ちで、オーガニック食品を選ぶか非オーガニック食品を選ぶかを決めたいと思います。

 

 

この手の研究って、オーガニックとそうでない食べ物を、ひたすらその栄養成分や安全性について調査してて、ほんと研究者の方の努力の結晶だなぁと感じました。

 

アメリカのデータですが、残留農薬の多いもの、少ないものリストもつけておきます。

日本でもこういうの出して欲しいなぁ。

 

特定農産物の農家から反対されちゃうんだろうなぁ。2017 Dirty Dozen List: Are You Eating the Most Pesticide-Laden Produce? - Dr. Axe