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映画産業と映画鑑賞な連休

国内における映画産業構造について知りたくなり、経産省が出している資料などで、産業構造について知る.

 

業界全体の市場規模は、コロナ前までは若干の上昇傾向にあり3000億円ほど、その後コロナの影響で大幅ダウン。その他の傾向としては、ここ10年ほどで製作費のコストダウンにより作品数が上昇。また、私として意外だったのは、売上ベースだと邦画が約6割を占めるほど好調だったということ。

 

その理由の一つに、邦画が複数の会社が資金を出し合って1本の映画を製作する「製作委員会」方式により、リスク分散が進んだことがあるらしい。

 

観る側にとってもあたりはずれのある映画だが、作る側にとってもそれが悩みなのね.

 

これは観ないわけにいかないと、邦画を中心に観ているこの頃.これまで洋画ばかりみていたのだ。

 

アメリカでは、コロナ後収入回復がかなり遅れている模様。映画館公開から45日遅れでストリーミング開始という基準がコロナでスタンダードになりつつあるようで、収益構造が大きく変わろうとしている…

 

さて。

連休に鑑賞したものたち、後編.

 

風の電話

東日本大地震で家族を失った少女の旅の話。

自分以外の家族を一度に失うなんて想像もできないが、そんな目にあった人が沢山いる。乗り越えようとする姿と、それを優しく支える他人の人々。人間は元来人を支えたい生き物なのかもと思える作品。

 

シェフは名探偵

こちらはテレビドラマ。9話を一気に鑑賞。ほっこりする短編の物語で、心温まりたい時に最適。

 

Emily in Paris

これもテレビドラマ。シーズン2の9話を一気に鑑賞。アメリカ文化を嫌うフランスが笑いと共に描かれていて、家事をしながらの 「ながら鑑賞」にピッタリ。

 

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この間、ロカボチョコチップクッキー焼きました❤️

今週のテレワーク用ね😆

 

蟹工船

蟹工船とは、カニを漁獲し、船上で缶詰に加工する工場施設を備えた漁船のこと。1929年発行の小林多喜二原作の小説が元となっている。原作を読みたくなった。プロレタリア文学1920年代から1930年代前半にかけて流行した文学で、虐げられた労働者の直面する厳しい現実を描いたもの)の代表作。

 

現代の派遣等によるワーキングプアの問題と共通するものがあると感じる。いや、もはや投資家と労働者はずっとこの関係なのかも。

 

作品中、自殺や飢餓など問題山積の中でも、ユーモアたっぷりに笑顔を見せる場面もあり、人間の底力を感じた。小林多喜二はこの作品により政府から目をつけられ、最期は当時の警察の拷問により29歳という若さで死亡している。本人にとっても命懸けの執筆だったのか…

 

原作をAmazonでポチったわ😆