ココナッツオイルが、もしかするとその辺の化粧品より私には合ってる?なんて思い始めたこの頃。
安あがりー!と思ったところで、ちょっと冷静に考えてみました。そもそも、なぜ安いと感じるのでしょう?
ここで、1つの事例として資生堂の2015年財務報告を読み解いてみます。
ここから分かるのは、資生堂の主力事業である化粧品の原価は25パーセントということ。
例えば、4000円の化粧品を買うと、その原価は1000円ということ。
4000円と言えば、100グラムくらいでそのくらいする保湿クリームなんて良く見かけますよね。
残りの3000円の殆どは、販売促進および一般管理費(広告や販売及びそれにかかる人件費や諸経費)ということがわかります。業界他社レポートもみてみましたが、だいたいこんな感じです。
また、上記の表に記載のないコストとして研究開発があります。これは化粧品業界は軒並み1から2パーセント。先ほどの例の4000円の商品に無理やり当てはまると、40円から80円程度ということですね。えっそれだけ…?と思ってしまったのは私だけかしら。
はい、そこで私が今回使ったオーガニックバージンココナッツオイル。これは加工食品として売られていますので、参考までに加工食品会社の財務構造を見てみました。
すると、だいたい原価率は55パーセント前後、販売促進および一般管理費は40パーセント前後。
私の購入したオーガニックココナッツオイルは2個(550グラム)で4000円程度なので、それを当てはめてみます。
すると、原価は2200円、販売や広告の費用が1600円ということですね。
うーん、原価だけをみると、化粧品1000円、ココナッツオイル2200円となり、ココナッツオイルの方が割りがいいように感じます。
化粧品に対しては、いかに商品そのものではない部分、たとえばブランドイメージなどに私達がお金を払っているか、認識させられますね。
こんな事を考えながらお買い物をすると、もっと楽しくなりますね!
では、お買い物へGO!