前回、ステーキの後にカスクートを食べたら、血糖値スパイクがほとんど現れなかったことから、もっと気軽に血糖値スパイクを防ぐ方法を編み出したくて、ゆで卵を使うことに💖
カスクートとステーキの実験はこちら。
自分の身体で実験!ステーキの後にカスクート半分💖 - ヘルスコーチのたまご
今回は、ゆで卵1個を食べた15分後に、オーガニック全粒粉パン65g(糖質量は推定27g)を食べる試みです!
ちなみに、ゆで卵は1個あたり、タンパク質6g, 脂質7gです。
仮説:
ゆで卵を食べた15分後に、全粒粉パンを食べても、血糖値スパイクは観察されない
同じ全粒粉パン単独でのデータはこちら。
全粒粉パンもそのまま食べたら血糖値スパイクは形成されました。しかもその後の機能性低血糖具合はむしろ強くでました。
しかし、ステーキ肉を食べた後のカスクート実験でスパイクがかなり緩和された結果をうけ、普段もっと気軽に血糖値スパイクを防ぐための手立てを開発するべく、この実験をすることに。ステーキって、なかなか”食前に”取るの難しいけど、ゆで卵なら、コンビニにもあるし簡単ですよね。
この全粒粉パンは、いつも並んでいて昼には売り切れるパン屋さんで買ってきました💖
実験だけれど、小麦の香りがすごくて、とても美味しい…😁ゆで卵は自作です。トロトロなのが好き😍
さて、観察開始!
食べる前、ベースライン。
106mg/dLとは、あいかわらず空腹時血糖値高めですなぁ。
ゆで卵ではまったく上がらないのを知ってるので、パンを食べた後から測定します。
パンを食べた20分後。
はい、まだ上がりませんよね。
30分後。
おー、まだ微動だにせず。
これは期待できますねー😁
40分後。117mg/dL.
なかなかゆっくりな上がり具合💖
50分後。
なんともう下がり始めました!!
さっきのがピークだったのですね!
たったの117mg/dLじゃないですか。
60分後。
お?少し戻りましたね。何故だろう…
70分後。
スローダウン😍素敵。
80分後。
ほんとにスローだ…細胞たちにグルコースを使われることによる、自然減?それとも、タンパク質に対して出たインスリンによる減少?
90分後。
ここで謎の血糖上昇です。しかも先ほどのピークより高い。一体どういうことなんでしょう…
110分後。
先ほど一瞬上がりましたが、また下がりましたね。
120分後。
ベースラインに戻りました💖
今回はここで打ち切ります。
結果:
- ゆで卵を食した15分後に糖質量26gのパンを食べたが、食後血糖値スパイクは記録しなかった。血糖値のピークは40分後の117mg/dLと90分後の121mg/dL.(全粒粉パンのみの場合、50分後に149mg/dLを記録)
考察
- 全粒粉パン単独に比べて、明らかに血糖値上昇が抑えられた。ゆで卵はタンパク質と脂質が同じくらい含まれるので、タンパク質と脂質の両方が、血糖値上昇ブロッカーとして働く可能性あり。その理由は、おそらくインスリンがタンパク質か脂質に対して出ているのではないかと…