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抗酸化作用の比較:飲み物編

さて、前回の食べ物編に引き続き、今回は飲み物編。

 

今回は結論から言いましょう。

コーヒー好きの方は、抗酸化作用の恩恵を多く受けています😍

 

表を見ていただくと、赤ワインも重さあたりのORACはコーヒーと同等です(2.5)。赤ワインを毎日飲む方もいらっしゃるとは思いますが、圧倒的にコーヒーの方が生活に根付いてる方が多いと思います。

 

私は赤ワインは滅多に飲みませんが、カフェイン99.9%カットのデカフェコーヒーを毎日4.5杯は飲むので、かなりの抗酸化作用の恩恵を受けているかも!?

 

また、エスプレッソは異様にORAC値が高いです(14.2)が、ようはコーヒーを濃縮したもの、と考えていいと思います。

 

ORAC含有量(飲み物)

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抗酸化物質を摂取するといいことは、沢山あります。がんを含むあらゆる病気を防ぐだけでなく、疲労度との関連性も示されていますし、シミを防ぐなんてのも女性には嬉しい効果。

 

3100種類もの食べ物、飲み物、スパイス、サプリのORACを調べ上げた研究はこちら。

 

H Carlson et al.

The total antioxidant content of more than 3100 foods, beverages, spices, herbs and supplements used worldwide

 

3100種類って、調べ上げるのにどれだけ時間を要したのでしょう。ほんと、お疲れ様です!!

 

さて、ここまで、ORACという指標を元に議論してきました。

 

ORACというのは、抗酸化物質の種類が異なるものを横並びにしてその抗酸化能力(活性酸素を除去する能力)を比較できる比較的便利な指標。

 

しかしながら、この値通りに人体の中で実際に活性酸素を除去しているというエビデンスはありません。

 

なので、このORACですら、参考値として扱うのがよいでしょう。いつも思いますが、実際に人体の中で何が起きているかは、ほんの一部なんだなぁ…と思います。病気だってある1つの局面しかみていないことが多く、それが後で分かったりする、そんな世界。今分かっていることなんて氷山の一角なんだということは、常に忘れないようにしたいですね。