著者は禅宗のお坊さん。
端的に著者が言いたいことを私の言葉でまとめると…
あなたもブッダみたいに生涯を通じて内的な変容(成長)をすることで、愉快な人生を送りましょう!
ということ。その具体的な方法は他の本に任せるという形で、この本の目的がブレずに語られていて好きでした。
人生、色々あります。上がっても落ちても、そこからの学びを無心に愉しめる人生、いいですね。
また個人的には…仏教には色んな流派があるけれども、禅宗は他の流派とどう違うのかという説明が良かった。
それはほぼアプローチの問題で、ブッダからの言い伝えや読み物から学び取るやり方なのか、ブッダ自身が瞑想してみつけたように自分で瞑想することで気づきを得るやり方か、そういう違いなんだと。わかりやすい。
使う言葉は違うけれど、私の感覚では、マインドフルネス瞑想は禅の考え方の1番とかなり近しい感じ。
ブッダは神でも何でもなく、より良い生き方を学び続けた1人の人間としての先輩なのだから、その人の生き方を学んでみるのもいいわよねって。まぁ哲学者みたいなものですね。
この年末は禅についてさらに本を読んでみようかなぁ