being mindful

食、セミリタイア、いけばな、ヨガ、自転車

映画を4本

昨日は、家に篭って4つの映画を鑑賞。

 

好きだ、

中学時代を女性側から、社会人になってからを男性側から描く静かな物語。辛い現実に囲まれた人生を生きる2人の恋愛話が、しっとりと心に染み入る。自分の中学生時代にもこんな一幕があったかどうか…考えてみたけど、何も思い出せない。そんなものなのか。

 

ストロベリーナイト

警察組織の話だけれど、人生に闇を持つ竹内結子氏と大沢たかお氏の演技が素晴らしい。暗い過去を持つ人同士が、その独特の雰囲気からお互いを惹きつけ合うと実社会でも感じる。程度の差はあっても、人は大抵暗い過去を持つものかもしれないけど。

 

クリーピー

香川照之氏のサイコパスぶりがさすが。展開の解釈は受け手に任せたつくりになっていて、そこがグッとくる.竹内結子氏の主婦役により、その不幸ではないまでも幸せを感じられない主婦気持ちが良く伝わるものでした。サイコパスって全人口のに数%いるようだけど、なるべく関わりたくないものだ…(以前、会社の上司にいたけど)

 

インファナルアフェア

ハリウッドでリメイクされるほどストーリーにファンが多い香港映画。人を信じるとはどういうことかを考えさせられるが、こんな仕事をする人がいるのだから凄い。すでに20年前の作品だが、全くそれを感じさせない。

 

小説は文字で細かな描写があり、その情景を受け手が想像する楽しさがある。一方、映画は役者の発する限られた言葉を含め映像から得られる情報から、それぞれの登場人物の気持ちや背景を受け手が想像する楽しさが好き。

 

また、竹内結子氏などの故人が出演してる映画を観ると、この人が生きた証がここにあるのだなと感じる。

 

小説や映画って、自分の人生にはない一幕を経験できる素晴らしい媒体だと思う。私たちが人生として把握するものは、結局脳が情報として作り上げたものに過ぎないのだから、実際の経験もこうした媒体を通じた経験も、人生そのものなんだとさえ言えると思う。

 

こんな媒体を作る人たちに憧れてしまうのは、きっと私だけではないはず。

 

贅沢な1日でした。